Kさんご夫婦は、6，7年前から家づくりを考えていました。
Kさん自身、石井建設の協力業者として、お客さまの家づくりに日頃からご協力いただいている住宅業界のプロ。
そのため、家づくりへのこだわりは人一倍ありました。
Kさんは、いつも丁寧でしっかりとした仕事をされる方で私も全幅の信頼を置いていますので、「建てるなら石井さんで」と言われた時はとても嬉しかったです。
キッチンは、TOTOの「ザ・クラッソ」。デザインも使い勝手もこだわった高級キッチンです
Kさんはプランを書くだけでなく、建築模型まで作り、動線や収納のことまで考えていました。
私はそんなKさんの思いをくみ取り、構造的な検討や間取りの微修正などを行って設計しました。
大理石調のフローリングと白を主体にまとめた室内
お仕事柄、ご自宅で仕事の打ち合わせすることも多いのですが、打ち合わせ室がリビング兼用のため、キッチンとリビングの間を3枚引戸で仕切れるようにしました。これで奥さまも落ち着けるそうです。
断熱は、2×6に高性能グラスウールを充てんし、外張り付加断熱としてフェノールフォーム断熱材を30mm使っています。全てグラスウール断熱材に換算すると、外壁だけで200mm厚相当の断熱になります。さらに、窓は南面は太陽熱を効率的に取り込めるペアガラス、それ以外はトリプルガラスで高い断熱性能と太陽熱の有効利用を実現。また、省エネ性能の高いカナダ・ライフブレス第１種熱交換換気も採用。相当すき間面積C値は0.2cm2/m2でした。熱交換換気システムは、C値0.5cm2/m2以下が必要と言われていますが、余裕でクリアしています。
暖房は、灯油ボイラーによる温水パネル暖房以外に、三菱電機の寒冷地向けエアコン「ズバ暖霧ヶ峰」を1階、2階と1台ずつ設置。特に2階はエアコンだけでも十分暖まるそうです。
延床面積が約55坪(約180m3)と大きめの住宅ですが、冬も室内が暖かく光熱費も節約できていると喜んでいただきました。